知らない、映画。

在英映画学部生のアウトプット

【時事】ミレニアル vs Z世代/映画を見るなんて時代遅れ!?

18 (Mon). July. 2022

遡ること20年前、2002年の6月4日、アヴリル・ラヴィーンの記念すべきファーストアルバム "Let Go" が発売された。今年は20周年を記念するリマスター版も発売されたが、ある海外のメディアがこれに因んで興味深い記事を発表している。

それがミレニアル世代が虜になった "Let Go" をZ世代はどう思うのか?という検証企画。実際に街頭でインタビューを行い、曲を視聴して貰った上で感想を聞くという企画である。

一応整理しておくとミレニアル世代(Y世代)とは典型的に1981年から1996年、広義で80年の終わりから00年の初めに生まれた世代を指し、デジタルネイティヴとも呼ばれる世代を言う。特徴としては晩婚、少ない子供の数、比較的宗教に無関心、不況の時代を過ごしていることなどが挙げられる。対してZ世代は1997年から2012年に生まれた世代のことで、ソーシャルメディアコンピューターゲームiPodなどのデバイスが身近な環境で育った世代を総称する。禁欲的・リスク回避的な思考をするとされ、政治的には進歩的で未来志向な主張を持つ一方、抑うつ感情やストレスに悩まされる人口が増えたとも分析されている。

2020年代に入ったことでZ世代の成人人口が増え始め、X世代 vs 新世代、という対立図式はミレニアル世代 vs Z世代、という構造に変わりつつある。それは必然的にカルチャー、映画に与える影響も変化するということであり、ここでは今後の展望を考える上でひとつ、両世代間の対立を以下対話形式で明らかにしたいと思う。

Kate Winslet in Eternal Sunshine of the Spotless Mind (2004)

音楽

M 「Let Go, 流行りに流行ったアルバムだけど、もう20年も経つのね...エミネムのマーシャル・マザーズリンキンパークブリトニー・スピアーズ、懐かしい名前ばっかりだけど、みんな今は聞かないね。エミネムは今でも売れてるんだっけ?」

Z「エミネムはビッグなラッパーだよ。ロジックとか Polo G とかコラボも多いしね。俺のお気に入りはケンドリック・ラマーと Young Thug。ヒップホップを聞くことが多いけど、それ以外だとウィーケンドだったり doja cat だったり....」

M 「ちょっと待って、ウィーケンドってヒップホップのアーティストじゃないの?確かにラップはしてないけど、ポップスとはまた違うんじゃない?」

Z 「うーん、よくわかンないな。そもそもジャンル云々っていう考え方もあんまりしないし。聞かない音楽もメタル位だよ。あれだけは良さが分からないね。」

M「確かにハリー・スタイルズがロックって言われてたりするからね。昔じゃ考えられなかったよ。メタルも流行ってた、ニューメタルとか言ってさ、そんな時代じゃロックはロックだからね。リンキンとか Korn とか、デフトーンズみたいなバンドが売れてて。」

Z 「うーん、どのバンドもノイズが多いし騒いでばっかりだし、白人ばっかりだし気に入らないな。もっとクリエイティヴにならないと駄目だよね。」

M 「パンクはどうなの?オリヴィア・ロドリゴとかマシンガン・ケリーとか流行ってるんでしょ?」

Z 「エモのこと?あれはクールだよね。切り刻んだビートの上に乗っかってくるギターは格好良いよ。昔からある音楽なんだ?」

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M「いや、私の頃はこんな可愛くなかったけどね.... My Chemical Romance とか.....」

Z「何これ、すっごいダサい!こんなのエモじゃないよ。エモってもっとこう、アンチなファッションでおしゃれなモンじゃん。」

M「そうかなぁ。おしゃれとかクールとか言ってるけどやっぱり見た目が大事なの?まぁ私にしたらマイケミもレッジャンも格好良いんだけどさ。」

Z「もちろん。TikTok なり YouTube なりで流れてきてもダサいアーティストだったらスキップしちゃうし、最初でハマれないと聞かないよね。新譜が出たら一通り30秒ずつくらい聞いてみて良い曲だけピックアップして、その中から更に選抜してプレイリスト作って。ダサい曲なんて聞いてどうするの?」

M「どうするのって言われても....確かに iPod でもプレイリストは作れたけどなんだかんだアルバムで聞いてたのよね。テンション上げたい時のプレイリストとかはあったけど。」

Z「具体的には?」

M「えーっと。T.I. とか、クリス・ブラウンとか。しんみりしたい時はシンプル・プラン。デートの前はテイラー・スウィフトとかね。」

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Z「成金主義って雰囲気でカンジ悪いね....今だったら売れない所かキャンセルされて消えてるよ。テイラーは俺も好きだけどさ。2000年代って失われた世代とかって聞いたけどマトモなアーティストもいたみたい。」

M「私が言ってるのはカントリー時代のテイラーだよ。」

Z「カントリー?おじいちゃんが聞くヤツ?」

M「君のおじいちゃんが聞いてるかどうかは知らないけど、最初はカントリー歌手だったんだよ。ラブ・ストーリーが一番可愛かったな。」

Z「やっぱり成金主義じゃん。マトモじゃなかったね。」

政治・宗教

M「さっきからマトモだとかマトモじゃないとか言ってるけど、そんなことより曲が刺さるかどうかの方が大事でしょ?」

Z「いやいや、アーティストであってもスキャンダルは良くないよ。ジェンダーに動物愛護、環境保護・気候変動、貧困の解消。やらなきゃいけないことはいっぱいあるんだから。それに黙っているのも良くないよね。しっかり声を上げて活動してる人は尊敬してる。」

M「うーん。でもそれは私が子供の頃からずっと言われてることだよ?生まれた時からずっと不況だったし、石油はなくなるって言われてたし。そんな時だからこそ映画や音楽が必要なんじゃない?」

Z「違うね。それはただ現実から目を逸らしてるだけじゃないか。70年代とかは仕方がなかったことでも今は変化を起こさなくちゃ。君たち大人がしっかりしてこなかった分のツケを払ってるんだよ。」

M「だからそれは私たちの頃も一緒だったんだってば。大人が馬鹿ばっかりやるから現役が苦労する訳で。そんな時は音楽や映画の中でくらいリラックスしたいし、現実逃避でもなんでも良いけどそういう力も必要だよ。私たちの世代で変わったことも沢山ある訳だしさ。」

Z「納得出来ないなぁ。だってそもそも僕らは世代なんて意識したことはないよ。確かに連帯感みたいなものを若者同士で感じることはあるけど、世代で全て説明するなんて無理な話。1人1人を認める様にしてこその本当の多様性だと思うけどな。」

M「でも流行ってる音楽とか言葉の使い方に傾向みたいなものがあるでしょ?それは一種のコンセンサスなんじゃないの?」

Z「それは多数派を無理やり作り出そうとするからじゃないか。いつの時代でも流行り廃りはあるけど、それとコンセンサスは別物だよ。」

M「だったらこの会話も不毛だってことにならない?統計とかとっても結局意味ないです、ってことでしょ?」

Z「そうかもしれないね。でもみんなが幸せであることは大事だよ。だから例えば多様性っていう考え方をみんなが持てたら素敵だし、流行ってる音楽が多様性を促す音楽になれば良い訳じゃん?その限りで統計とかは使われれば良いんだと思う。そうやって意味ないです、って言っちゃうのもミレニアルっぽいよな。」

M「私には宗教じみて聞こえて嫌。神様を信じてないってことは無いけど宗教って嫌いなんだよね。同調圧力みたいでさ。」

Z「違うよ。全然矛盾してる。個人が活躍する為の多様性でしょ?それは同調圧力じゃ無いよね。」

M「さっき言ってたみんなが信じる、っていうのは?」

Z「良心みたいなものかな。だから君たち大人がそれを無視して騒いできたばっかりに今がこんなに苦しい、っていう。アーティストも政治とか社会問題について発言するべきだし、それをしなかったから曖昧な考えに従わざるを得なかったんだよ。本当に個人が活躍できる様になれば同調圧力なんてなくなる筈だし、その為のステップを踏んでると思えば良いんじゃないかな。未来は明るいとは思ってないけどね。」

映画・書籍

M「やっぱり私は嫌いだな、その考え方。別に多様性とかを否定してるんじゃないよ。私だってそういう社会が実現して欲しいとは思ってるんだけど、でもみんながタヨウセイ、タヨウセイって唱える様になっても怖いじゃん。アベンジャーズとか見ててもこれがホントの多様性なのかな、って思うもん。」

Z「そう?女性も黒人もアジア人もみんな活躍してるし良いんじゃない?あんな映画がこれからは必要だと思うけどな。逆にどういう映画が好きなの?」

M「ロスト・イン・トランスレーションとか、フランシス・ハとか。後はオーシャンズ11とか、(500日の)サマーとか。」

Z「女性が撮ってるって意味では良いけど、ロストラはアジア人の描き方が全然ダメ。偏見まみれ。グレタ・ガーウィグは俺も好きだよ。けどオーシャンズ11もマッチョイズムがキツいし、(500日の)サマーなんて男のエゴが気持ち悪すぎ。フランシス・ハだけだね、共感出来るのは。」

M「........あのさ、そういう映画の見方しか出来ない訳?」

Z「どういう意味?」

M「だってさっきからポリコレの話ばっかりじゃん。面白いかどうかも大事なポイントでしょ?多様性の話は理解できなくもなかったけど、けどこれは映画の話じゃん。そんな乱暴な評価ってないよ。」

Z「分かってないなぁ。そもそも今の時代に映画なんて見てどうするのさ。本だってそうだよ。ネットで検索すれば1発であらすじと解説が出てくるんだからさ。そんなことに何時間も掛けるくらいだったら好きなトコだけ見たり読んだ方が効率良いじゃん。良い映画は時代が残してくれるんだよ。それだけ見て、読んで、古い悪い映画は忘れちゃえば良い。いや、忘れるは言い過ぎかな。反面教師になって貰えば良いんだよ。そうしてもっと良い時代、作品になる様に努力するんだ。」

M(沈黙)

Z「映画に出てくる陳腐な物語よりSNSの方が魅力的で衝撃的な話に溢れてる。事実は小説より奇なり、とか言ってね。わざわざ映画なんて見る必要はなくて、もちろん文化としては大切だとは思うから無くなれとは言わないけど、映画は例えば価値観の代表みたいな働きをする方が健全だろ。」

M「それってプロパガンダみたいなことじゃん.....嫌だよ、そんなの。」

Z「違う、全然違う。プロパガンダは悪なんだよ。あれは1人の思想をみんなに染め上げようとしているからさ。俺が言ってるのは本当の多様性、新時代の話なんだよ。さっき言ってたじゃないか。私も同意するって。それがどうしてプロパガンダになるんだよ。」

M「だって1つの考え方にみんな倣うんだよ。それって怖いと思わない?」

Z「多様性は考え方じゃなくて理想っていうか、夢っていうか。宗教の戒律に時代がどうのとは言わないだろ?ましてプロパガンダとも言わない。」

M「それはそうだけど.....芸術は?じゃあ芸術としての文学だったり、映画はどうなの?本当にプロパガンダじゃないんだったらアーティストの自由がある筈でしょ?だったらロストラだって残る筈だよね?」

Z「いや、別にロストラの価値を否定してる訳じゃあないよ。ただ今の時代には不適切だよねってことで。それに芸術家だったら何をやっても良いなんてそれこそ思い上がりじゃん。牧師だってみんなと同じく決まりを守らなきゃならないんだし。だから本当に優れた芸術作品、2001年宇宙の旅みたいな映画はこれからもずっと残っていくと思う。でも一方で時代の価値観は常に革新されていくし、その過程で不適切だと思われる表現は修正されないと。俺が言ってるのはそういうことだよ。」

ファッション

M「何が問題なのかはっきりしてきたみたいね。80年代の音楽が流行ったり、デュア・リパとかも結構昔のテイストがあったり、他にはY2Kファッションとか、Z世代も意外とレトロが好みだったりするんだと思ってたけど。」

Z「Y2Kファッションなんて一部の話だと思うよ。リーバイスジーンズとかプリントTシャツとかダサいなって感じだもん。」

M「私は可愛いなと思って当時着てたんだよ。エマ・ストーンなんて昔は全然違ったんだよ。小悪魔はなぜモテる?って映画知ってる?」

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Z「このオープニングの女の人がエマ・ストーン?ちょっと信じられないかも.....」

M「だからそれが本物のY2Kなんだよ。私は可愛いと思ってたY2K。逆に今時のレギンスとかシャツ着てる若者の方が断然カッコ悪いね。」

Z「どうだろう。それは考え方の問題じゃない?Y2Kファッションにしてもただ可愛いっていうのは勿論今でもあるよ。けどローライズデニムとか、ヘソ出しファッション可愛い訳じゃなくて、流行ってる理由はボディ・コンシャスがあってのリバイバルというか。」

M「ボディ・コンシャス?体のラインを見せるっていうアレ?」

Z「それはそうなんだけど、ちょっと意味が変わってて。先ず最初に身体は美しい、っていう考え方がある。モデルみたいな九頭身にスレンダーな体型じゃなくて、たとえ太ってたりしてても身体は美しいですよ、と。その上でじゃあその美しい身体は隠すことなんかないじゃないか。そういう考え方からラインがくっきり出てるY2Kも可愛い/格好良いよね、ってなってるんだと思うよ。」

M「何につけても難しいこと考えるのね。若い人ってのは。」

Z「うーん。難しい、っていう考えが古いんだと思うよ。誰もそんな哲学とか言ってる訳じゃないし。ただダブダブのジーンズ履いてるのはダサいけど、綺麗な身体を見せるのはクール。それだけのことで、根本的な価値観の問題じゃないかな?」

M「確かにベッカムに恋して、の頃のキーラ・ナイトレーとかちょっと一般人には無理な体型だったよね。キルスティン・ダンストとか、可愛いなとは思っても真似出来ない感じはあったな。だからと言って彼女たちが可愛くないとは思わないけど。」

Z「可愛くないとは言ってないよ。」

M「でも何かさ、私とキーラ・ナイトレーが同じく綺麗ですよ、って言われても絶対に納得出来ないし。価値観の違いだけでこの私のモヤモヤは説明出来ないでしょ?」

Z「そうかな?だってそもそも比べる必要自体がないんだから説明するもしないも一緒だと思う。」

M「乙女心が分かってないのよ、貴方は。隣に座ってる女の子が可愛い子だったら可愛い子だ、って思うし、気になる人が正面から歩いてきたら隣の子の方見るんじゃないかな、見たらヤダな、って思うんだよ。今の時代のオンナノコも同じだと思うよ。」

Z「ふーん。そういうものなのかね。確かに俺もロバート・パティンソンを見れば格好良いとは思うけど比べるモンでもないし。誰々が格好良い/可愛いから真似したいと思うより、そのスタイルが良いと思って憧れるって別物だよね。だから有名人と比べて追っかけるって人は多くない気がする。それより自分らしい格好でいた方が楽だよね。」

M「私にはみんな同じカッコに見えるけど。」

Z「.......それはいつの時代も同じじゃない?俺にもY2K世代はみんな同じに見えるよ。」

これからの文化

M「じゃあ今後どんな文化が流行ると思う?明らかに私と貴方じゃ考えてることも違うし、物の見方も違うし。みんな同じではないわけじゃん、明らかに。私はポリコレ云々に貴方ほど熱心じゃないし、政治にも宗教にもうんざりしている所はあるし。でも今まさに現役世代の私と、これから現役になる貴方だから今後どういう風に折り合いをつけてやっていくか、っていう問題が1つある訳で。それはいつの時代のどの世代も経験してきたことだと思うんだけど、私が感じてきたことをまるっきり無かったことには出来ないでしょ?」

Z「それはそうだよ。でも繰り返しになるけど、世代っていう考え方が古いんだと思うんだよね。もうそんな言葉で説明出来る程世の中まとまってないからさ。Z世代の次はアルファ世代って言うらしいけど、それもどうなんだろうってね。そこが一番大きい変化じゃないかな。」

M「じゃあ今後世代間のギャップみたいなものは生まれないと思う?そんなことはないよね。貴方の言うことだとZ世代が人類の文化の終着点ってことになって、この後は手を変え品を変え既製品をアレンジするだけってことになっちゃうよ。世代っていう言葉がそもそもある年代の文化とか考え方をまとめて表す為にあるんでしょ?」

Z「そう言われれば違う様な気もする。でも歴史なんて剽窃と応用の繰り返しでもある訳だし....いや、そんなこと抜きにしても今更新しいものなんて生まれる気はしないな。もうありとあらゆるカードが切られてて、どうやってそれを別な方法で見せるのかって問題な気もするよね。オリヴィア・ロドリゴのエモだってそうなんじゃない?」

M「新しいカルチャーが作れないからエモをリバイバルしたってこと?」

Z「そこまではっきり言っちゃうと乱暴だけどね。でも率直に言ってそれに近い現象だとは思う。そういう意味で考えれば文化の終着点っていう考え方は意外と正しいかも。考えてみれば小説もロックもみんな死んだって言われてて、そんなことないだろって思う反面新しさが無いことも事実なんだよね。」

M「ロックが死んだってのは私たちの世代から言われてたね。ストロークスとかレディオヘッドとか、かろうじて頑張ってたけど。文学なんてもっと前に死んだって言われてたし。」

Z「うん。じゃあそれは何が問題なのかって考えると、やっぱり現実社会がフィクション、カルチャーの世界よりも劇的だってことがあって。そんな時代で、まして新しいものも見当たらないんじゃ廃れるだけだよね。そう考えると社会問題の解決っていうことが一番大事なのかなとも思うけど。」

M「でもその結果ポリコレでしか語れなくなってるんじゃないの?私は曲が刺さるか、映画が面白いかが大事だって言ったよ。そしたらそれは違うって言ったよね。別に矛盾を否定して私が正しいって言いたいんじゃないし、貴方の主張も理解出来る所もあるけど。」

Z「曲を曲として、映画を映画として楽しんで、気晴らしをして、そして社会問題には精一杯頑張りましょう。それで何も変わってこなかったじゃん、っていう認識があるんだよね。昔から。それじゃ良くないよねと思ってて、だからこそのポリコレなんだけど、こうして考えてみるとその結果カルチャーが死にそうになってる。」

M「そうだね。」

Z「この矛盾を1人で超えていける様なカリスマがいれば良いんだけどね。マイケル・ジャクソンとかジェームス・ディーンみたいな。確かにそれは多様性の考え方からは外れるんだけど、それ位の劇薬がないと超えられないくらい隔たりは大きいと思うな。」

M「カリスマを作れなくなったのは2000年代から始まったことだね。マーロン・ブランド、ジェームス・ディーン、ロバート・レッドフォードトム・クルーズレオナルド・ディカプリオ、その後が続かない。」

Z「ジョニー・デップは?」

M「確かに2000年代絶好調だったけど、でもあんなトリッキーな、誤解を恐れず言えばゲテモノみたいな役者がカリスマか?とは思うよね。」

Z「確かにね。10年代なんてましてそうだし。キリスト教とか、愛国心とか、家族とか、昔からあった考え方がなくなった訳じゃ無いけど段々と緩くなってきて、どんどんその枠から溢れる人が出てきて。それを認めましょうね、って言うのが多様性だけど、例外を認めない考え方の方が強いっていう事実もある。」

M「うん。私が子供の時でも愛国心なんて知らないよみたいなことは思ってた。キラキラした大人よりもエモとかパンクやってる若者がクールだと思ってたからね。アヴリル・ラヴィーンなんて正にドンピシャでクールじゃないクールだったし。だからオリヴィア・ロドリゴみたいな可愛い女の子がエモとか言っても違和感がある。」

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Z「堂々巡りだね....社会問題があって、それに嫌気が差して、カリスマが作れなくなって。結果としてマイノリティも増えて、カルチャーは死に体になって、だから社会問題も増えて。だからと言ってカリスマ、或いは家族みたいなこと言ったら昔に逆戻りするだけだし。」

M「そこは問題を手付かずに残した私たちの責任だな。そしてポリコレなんて安易な発想で解決した気になってる君たちにも責任がある。」

Z「じゃあどうすれば良いのか、ってのはちょっと結論が出ないけどね。だからここが前の世代、ミレニアル世代とZ世代を比べて見えてくることの限界かも知れない。この先は次の世代の為に考えていかなきゃ駄目なんだろうね。」