知らない、映画。

在英映画学部生のアウトプット

時事、映画ニュース

【ディスカッション】"軽さ"と"異質さ"が際立った2023年上半期の映画たち

8 (Sat). July. 2023 恐らく記事がアップされる頃には上半期ベスト映画配信も終わっている事でしょう。皆様ご覧になって頂けましたでしょうか?果たして筆者は有識者の方々と並んで上手に話せていたのでしょうか? 今回は配信に向けて原稿、というほどのもの…

【ランキング】2023年上半期ベスト&ワースト映画

29 (Thu). June. 2023 つむじ風の様な速さで吹き抜け、あっという間に2023年も折り返しです。此方に渡ってからというもの、筆者はめっきりニュースを見ることも無くなり映画を見て、たまに作り、本を読んで、書き物に励むという日々であり、社会から取り残さ…

【雑談】イギリスですずめの戸締りを見てビフォア・サンライズが大嫌いだったことを思い出した話

15 (Sat). April. 2023 新海誠監督最新作、『すずめの戸締り』が先日イギリスでも公開されました。早速見に行ってきた訳なんですが、鑑賞後映画とは全く関係のない所で中々複雑な気持ちにさせられた映画でもありました。 『すずめの戸締り』、イギリスでも漸…

【ランキング】2022年ベスト/ワースト映画

31 (Sat). December. 2022 2022年も間もなく終わり。歳を重ねるにつれ一年が早く過ぎて行く様な気がしてならない。 ついこの間までは高校生で、息切らせる様に生きていたけれど、学校に部活に、課題にと全身で楽しんで疲れることはもう無くなった様に思う。…

【ランキング】イギリスの映画学部生に聞いた2022年ベスト/ワースト映画

28 (Wed). December. 2022 年末企画第二弾、大学の友達にお願いしてアンケートを取ってみました。質問はたった4つ。 今年一番良かった映画は?その理由は何?今年一番ヒドイと思った映画は?その理由も教えてくれる? 選ぶ作品は貴方が今年見た作品なら何で…

【時事】2022年、ネット空間でバズった映画・ドラマ総まとめ

23 (Fri). December. 2022 今回は年末企画3本立ての内の第一弾、バズった映画・ドラマの総まとめだ。この時期になるとベスト映画企画、ランキングものが各種媒体から発表されるが、それらは皆「良かった」映画のランキングである。従って知らなかった映画を…

【業界研究】1920年代までのアメリカ映画館事情とスタジオ・システムから見えてくるもの

17(Mon). Oct. 2022 元々の映画離れにコロナ禍も相まって、映画館のオーナーは何処も頭を悩ませているのではないだろうか。寧ろ頭を悩ませる段は終わって、閉業に追い込まれてしまった映画館も(数字を見ている訳では無いから正確には言えないけれど)多いか…

【時事】竜とそばかすの姫を擁護してみる/果たして酷評されるべき映画だったのか?

24(Sat). September. 2022 日本時間で昨日、金曜ロードショーで竜とそばかすの姫が放送された様。公開当初から酷評されていた本作だが、今回改めて地上波放送されたことで改めて批判の声が高まっている。 脚本が酷い、リアリティが無い、ルッキズムがキツす…

【時事】東京オリンピック: Side B を見て(2022)/批評が出来ない批判家たち

29 (Wed). June. 2022 参院選の真っ只中、政治的には何かと騒がしい季節だが、その渦中で更なる論争を呼んでいるのが河瀬直美監督による東京オリンピック2020公式記録映画である。 特に Side B は「東京オリンピックの裏側を明らかにする」と予告で宣伝して…

【時事】東京オリンピック: Side A を見て(2022)/映画を見ない有識者たち

27 (Mon). June. 2022 酷評に次ぐ酷評で興行的にも大失敗している東京オリンピック2022公式記録映画。トップガン:マーヴェリックや映画 五等分の花嫁に及ばないことはある程度想定されたこととして、峠 最後のサムライや妖怪シェアハウスにまで大きく水をあ…

【映画ニュース】スペイン映画業界研究、映画制作・ロケーションの拠点として

5(Sun). June. 2022 スペイン映画というとどういった映画を思い浮かべるだろうか? オール・アバウト・マイ・マザー、ボルベール<望郷>、REC、オープン・ユア・アイズ、それでも恋するバルセロナ...etc. ハリウッド映画は勿論フランス映画や韓国映画と比較…

【時事】Wokenessの翻訳、Cancel Cultureと映画業界の変化

15(Sun). May. 2022 映画祭や時機を捉えたニュースについて日曜日は解説していきたい。 カンヌ国際映画祭も間もなく開幕を迎え、是非当ブログでも取り上げたい所ではあるのだが、何よりも先ずWokenessという言葉を紹介しない訳にはいかないだろう。 本日のテ…